循環型社会の形成には廃棄物のリサイクルが必要不可欠ですが、廃棄物リサイクルはなかなか進まないのが現状です。
なぜ、リサイクルはうまく回らないのでしょうか?
廃棄物を安全にリサイクルできるように様々な研究が行われてきていますが、リサイクルを進めるためには何かが足りないようです。一体ナニが足りないのか?調べていくと、次のようにまとめられると思われます。
・廃棄物リサイクルの安全に対する低い信頼性
・廃棄物リサイクル材に製品としての魅力が少ない
・廃棄物リサイクル材に対するマイナスイメージ
廃棄物リサイクルを促進するためには、高い信頼性や魅力の向上といった理工学的なことから、マイナスイメージの払拭といった社会心理学的なことまで同時に考えなければいけないのではないでしょうか?
そこで本研究室では廃棄物リサイクルは理工学から社会科学までを必要とする総合科学と捉えます。本研究室ではこのような意識のもと、次のような研究戦略を立てています。
・リサイクル材の低い信頼性
⇒ リサイクルに伴う環境負荷や環境リスク評価に関する研究
・リサイクル材の低い魅力
⇒ 無害化と高付加価値化の両者実現を可能とする技術開発
・廃棄物リサイクルのマイナスイメージ
⇒ リサイクルにおける人間行動や社会心理的要因に関する研究
高橋研究室は2012年4月に発足し、12年目を迎える研究室です。
高橋研究室では、リサイクルに興味のある方、リサイクルについて学びたい方でしたら、学部での分野は問いません。むしろ、学部では違った分野を学ばれた方を歓迎します。本研究室への入室を希望される方は、高橋宛に(下記のメールアドレス)へご連絡下さい。